前回はシンガポール滞在最終日の早朝に、F1シンガポールGPの市街地コースの一部を見に行ったという内容を書きました。

今回はそのときに書き切れなかったF1以外の様子から、名残惜しくもこれでお別れとなるフラトンホテルとの最後のひとときを中心に進めていきたいと思います。
旅行記も本当に残りあとわずか・・・!


シンガポールの早朝の一コマ


話はF1コース見学お散歩から少しさかのぼって、その朝の起床時。

6時に起きてすぐカーテンの外を覗くと辺りはまだ暗くて、ホテルの部屋の窓からよく見えるかの有名な観光地マーライオンパークにもさすがに人っ気はありませんでした。

眠さをこらえながら出かける準備をしていると、外は少しずつうっすらと明るみを帯びてきます。
シンガポールで日暮れを眺めて過ごすことはあっても、夜明けの時間帯に起きているのは初めてだなぁなんて思いつつ。

途中、何となしに再び窓の外に目をやったとき。
「ん?何かが足りない・・・?」

違和感の正体はすぐ判明しました。

よく見たらマーライオンの口の水が止まってるー!

部屋から見えるマーライオンはやや後ろ姿なんですが、それでもいつもは口からジャバジャバと勢い良く水が吐き出されている様子が見て取れていました。
でもそのときは見間違いでも寝ぼけていたわけでもなく、確かに吐水が止まっていたんです。

おぉぉ・・・そーかそーか。
深夜早朝はあんまり人も来ないからマーライオンも休憩してんだな。
ちょっとビックリしたけどそう考えるとカワイイじゃん☆

またまた意外な一面を目にし、私がマーライオンへの愛着をさらに深めた瞬間でした(笑)


そんなこんなで準備も早々に済ませ、いざおでかけ!
ホテルを出たときの私の頭の中は、水を吐いてないアイツを近くで写真に収めたい気持ちで一杯でした。意気込んでワン・フラトンの方からマーライオン像に向かっていく途中・・・

出たー!今まさに口から水が放出され始めた!!

あれ、いつものに戻っちゃった。。。

若干遠目ではあったけどピンポイントな瞬間を目撃。ある意味、珍しいもん見れたのかも。
って違うよ!そうじゃなくて私は休憩中のレアなマーを撮影したかったのに(泣)!

そんな悔やまれる想いの残った、早朝の一コマ。



朝のお散歩はやっぱり気持ちが良い


シンガポールの夜明けは相変わらずの曇り空で、朝焼けみたいな感じはありませんでした。
しかも夜中のうちに雨が降ったのか地面やそこらは濡れていたりもしたけど、それでも早朝特有の気持ち良さは万国共通だった。

esplanade_br
(早朝のエスプラネード橋よりフラトンやビル群の方角を望むの図)


ん~やっぱり早朝のお散歩ってただそれだけで清々しい。

日中ほどの蒸し暑さはないし、景色や建造物そのものを見るにはもちろん夜よりも視界がいいし。営業時間とかを気にする場所じゃなければだけど、早朝の活動はむしろなかなかGoodだと思いました。

途中でノラネコを見たよ。
シンガポールにもいるんだね。
いや、観光の整備にすごく力を入れてそうだから、野良の存在はちょっぴり意外だったもので。
私はネコ好きです。犬も好きです。(脱線)

cat
(強く生きろよ・・・!)


そして時はF1コース見学後に移って、ホテルへの帰り道。

少し遠目に見えるビル群を背にしたフラトンホテルとマーライオンを見て、今さらながら改めて画になるなと実感しました。
マリーナ・ベイ・サンズやシンガポール・フライヤーなど新たなシンガポールのシンボル的存在もあるけれど、私には貿易港の歴史を持ち今や経済発展国に成長したシンガポールにとってはこっちの方がもっと象徴的でカッコイイ。

フラトンホテルの壮観な景観はやっぱり雰囲気があって好きだな。

そんな風に思いながら、最後になるであろうフラトンホテルへの帰路を歩きました。

fullerton&buildings
(ザ・フロートの方面から撮影。この画がいかにもシンガポールらしいと思う)


ここで突然の補足情報。
赤道近くに位置するシンガポールの日の出、日の入りは、年間を通じてこんな感じ↓です。

  • 日の出: 7時前後
  • 日の入り: 19時前後

もちろん時期によって多少のズレはあるのですけどね。それでもおおよそ±15分の30分程度しか違わないみたいです。ちなみに私たちの訪れた11月上旬って、シンガポールでは日の出も日の入りも早い方の時期だったっぽいですよ。

参考までに、海外の日の出や日の入りを調べるには下記のサイトが便利でした。
旅行先での行動スケジュールを立てるのに活用してみてはいかがでしょう?

▼日の出日の入り(世界地名選択)
http://keisan.casio.jp/exec/system/1253955558
▼日本と世界の日の出日の入り時間 (検索式版)
http://www.motohasi.net/SunriseSunset/WorldSunJC.php



最後の朝食ビュッフェ&部屋でのひととき


ホテルに戻ってからは、すぐさま朝食に向かいます。
朝から動いてお腹空いた~

レストランに着くとどうやら満席だったらしく、レストラン手前のロビーの方のラウンジ席に案内されました。周りに同じような朝食組の方も数人いましたが、まぁ空いているっちゃ空いているし席としては悪くはないです。

・・・取りに行く料理が少々遠いことを除けば。

3日連続3回目になるこのビュッフェ式の朝食ですが、このラウンジ席パターンは初めてでしたね。
席から料理を取りに行くのに通路を挟んだレストランの少し奥まで入らなければならなかったので、若干面倒ではありました(苦笑)

幸いだったのは3回目ともなればどこに何があるのかが大体分かっていたこと。都度都度そんなには手間取らずに行き来することはできました。
初回からこの席だったらちょっとやりにくかったかもなぁ。

ともあれこのビュッフェ式の朝食、最後まで私は飽きなかったです。
4,5日ぐらいはこれでも全然構わないと思う。

最後の最後がレストラン内じゃない席で、ビュッフェを心ゆくまでガッツリ堪能(笑)とまでいかなかったのは少し残念だったけど、基本的には滞在中ずっと美味しい朝食をいただくことができました。
私たちの朝の心身共のエネルギー補給源でした。レストランのシェフの皆さんありがとう。

breakfast
(朝食はなぜかいつも撮影するのを忘れ…最終日のこの1枚だけ)


朝食を終えた後は、旦那の喫煙所での一服につきあって庭に面したソファーで一息。
私はもうタバコを吸わないけれど、変な話ここの喫煙所でつかの間ボーっとするのは嫌いじゃなかったな。

そして部屋に戻って、残り少ないフラトンホテルでのひととき。
少しだけまったりとくつろぎました。この旅はこういう時間がホント少なかった気がする。。。

自分たちの泊まったキールームの客室内とか窓からの風景とか、忘れたくないけどいつか時間とともに記憶は薄れていくものだから、今さらだけどさらにたくさん記念撮影して。
それからいよいよとばかりに荷物を全部片付け終えました。

散らかっていた私物はすべてなくなり荷物としてまとまり、部屋は初めてここに来たときとほぼ変わらない状態になった。
シンガポールの我が家が、単なるホテルの一室に戻った瞬間でした。

・・・さみしい!!!

しかしそんな余韻に浸っていられるほど時間が余っているわけではなく、チェックアウトに手間取る可能性も考えると早目に行動した方がいいだろうということで、お世話になった部屋を後にしました。


本日はここまで。次回はチェックアウトからチャンギ空港へ向かいます。